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2017

0628
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2008

1020
同じく保管庫に上げてた麗+吹雪のSS

※一応調べながら書いたけど間違ってたらごめんね

 

 どうもこんばんは。吹雪です。
 現在麗姉と兄さんの三人で電車のボックス席を占拠しているところです。
 この車両には私たちの他には誰もいないのですが、私たちのすぐ近く――具体的に言えば麗姉から発せられた恨みのこもった言葉が車内に充満しています。

 発端は一週間前の毎年恒例成績優秀者限定のビンゴ大会です。
 一番にビンゴを出した者の言う事を(予算と時間の許す限り)叶えるというものです。
 お察しの通り一番に達成したのが麗姉です。麗姉は寝台列車に乗りたいと言いましたが当然の如く却下されました。
 当然でしょう。金額的にはともかく小学生を一人で旅行に出せはしません。
 麗姉は粘りますが、海晴姉や霙姉を含めて誰一人として首を縦には振りません。
 そこで麗姉は思いがけない提案をします。
「アイツが一緒なら構わないでしょ」
 にやりと笑い、ちらりと海晴姉のほうを見ます。
 するとなぜか海晴姉の表情が明るくなりました。
「そうね、いい機会かもしれないわね!」
 それで決まってしまいました。あとから聞かされて兄さんは驚いていたようですが。

 見事、寝台列車の切符(はまだ発売前なので切符を買う軍資金プラスα)を手に入れた麗姉は真っ先に書店へ向かいました。
 買ったのはもちろん時刻表。大型と小型を一冊ずつ計二冊。
 理由を尋ねると、
「大きいほうは家で調べるのに使うの。でも大きいし重いからこれを持っていくのは大変でしょう? だから小さいのも買ったの」
 とのことでした。たしかにこれをバッグに入れて持ち歩くのは大変です。

 時は流れて出発当日、つまり今日です。海晴姉の運転する車でJR渋谷駅に降り立った私達三人はまず改札で切符に入鋏印を押してもらいます。山手線の内回りに乗り品川へ、そこから東海道本線の電車に乗ります。麗姉曰く、
「これがこの旅の本当の始まりよ」
 だそうです。理由を推察することは出来ませんが――ともかく旅は始まったのです。

 さて、話を戻しましょう。
 品川で電車に乗り、一路西に向かいました。乗り継ぎを繰り返し、夜7時を過ぎてようやくこの日最後となるこの電車に乗ったというところで冒頭へと繋がります。
「疲れたわ。今日は不運続きなのよ。あのバカはトイレ行きたいと言い出すし幸先悪いったりゃありゃしない。こんな事なら東海地区を飛ばしてでもながらに乗れば良かったわ」
 バカとは兄さんのことで、トイレとは静岡を出てすぐにトイレの場所を聞いて怒った麗姉が額にチョップを叩き込んだあの出来事の事でしょう。
「それにねせっかく東海道に乗るんだったら羽沢を通ってみたかったんだけど……まぁ時間が時間だからしょうがないわね。そうだ、帰りに小田原で下車して――ってせっかくの寝台なんだから最後まで堪能しなきゃ損ね」
 横浜に到着した時と大船を出た後に何かブツブツと言っていたのはこの事でしょうか。
 鉄道には詳しくないので――よく判りません。
「豊橋から乗った313は大垣で切り離されたせいで前の車両に移るハメになるし、移った車両は寿司詰め状態だし」
「ですがその次に乗った新快速という電車では座れました」
「そりゃそうよ、わざわざ一本見送って米原始発に乗ったんですから。長浜始発や敦賀始発になんか乗ったらバラバラになるじゃない」
 そう言うと恥ずかしそうに顔を背けました。多分言うつもりは無かったのでしょう。つい――口を滑らせてしまったのですね。
「それはいいのよ。というか問題はその後よ!」
 そう、問題はその新快速を下りた後です。
 新快速から接続した各駅停車の電車です。
「だいたい何が足元三角印の3番から6番よ! やってきたのK編成だったじゃないの。お影で座れなかったじゃない! アンタなんか列車線でも走ってりゃいいのよギギギ……」
 案内放送通りに三角印の元に立っていたのですが、なぜかその位置にドアは来ず、少し――2メートルほどでしょうか――離れた位置に停まりました。
 その時の麗姉は一瞬あっけに取られた顔をしたのですが、すぐに我に帰り、自分と私の荷物を両手に持ち、列の最後尾に並び直しました。 
「何が悔しいって私の完璧な計画があんな……あんなしょうもない事で完遂出来なかったって事よ! 全列車着席。豊橋発のは途中まで座れたからカウントしたのに、のに……!」
 がぁーと叫び声を上げたかと思うと両手で顔を覆う麗姉。
「だいたいなんでニ扉なのよ。そりゃまぁ乗り降りに時間が掛かるほどの混雑になることなんか滅多にないんでしょうけど。元々はサンライナーと同じのなんだし。でも、それならそうときちんと案内するべきよ。案内通りの場所に出来た列がそのまま横滑りして他の列とごっちゃになって4列になっちゃってたし。違う場所に来たんならそこの列に並び直しなさいよ。ああいうの嫌いなのよね」
 麗姉は止まりません。
「お陰で終点まで立ちっぱなしよ。もう18きっぷの季節じゃないからそっち系の客はいないんだけど時間帯が悪かったわ。夕方の6時じゃねぇ途中の駅でも高校生拾っちゃって。結局1時間20分も座れず終いよ。ごめんね吹雪ちゃん」
「いえ……私は」
 荷物などは兄さんに持ってもらっていましたし、ポールに掴まっていたのでそれほど疲れるということはありませんでした。
「でも悪い事ってそんなに続かないものね。今乗ってるこれなんか出発して一時間くらいしたらドカッと降りていったし。お陰でこうやって足伸ばせてるんだし。こんな風に出来るのは田舎ならではね」
 というよりも時間が時間だから、ではないでしょうか。
 この先、県境を越えるようなのでそれ以降乗り通す客というのはあまり多くないでしょう。
「終わりよければすべてよし――ね」
「そうでしょうか。これもこう――」
 と座席の前の部分に体重を掛けます。
「きちんと留められていないせいで今にも外れてしまいそうです」
「これはいいのよ、個性だから」
 麗姉の――基準が判らなくなる時があります。
「いいの、ですか」
「そうよ」
 麗姉は間髪入れずに肯定します。
 ならば――そうなのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 専門用語連発でさっぱり理解できない諸兄達も大勢居られると思う。
 なので家族一のクールビューティー次女霙が解説ひはいほほほう(報酬のどら焼きを頬ばりながら)。
 あらかじめ断っておくが、今回は実際のダイヤとは関係のない架空のものなので、ここでこれが来るのはおかしいというツッコミは無しだ。
 そうそう、路線名・駅名等については説明をしないので各自wikipedia等で調べること。もしくはググれ。


 さて、まずはトイレについて。
 東海道静岡地区を走る電車には一部を除き、トイレがついていない。よって静岡県内では乗り継ぎの僅かな時間にトイレを済ませておかないと大変な目にあってしまう。
 麗は怒っているが私からすればその事を事前に知らせておかなかった麗が悪い。

 次に羽沢という名前について。これは横浜駅の北にある横浜羽沢駅の事だ。
 ……ん? 時刻表に載っていない? それは当然だ人が乗り降りする旅客駅ではなく貨物を取り扱う貨物駅だからな。
 横浜羽沢を通る貨物線は鶴見周辺で本線から別れ、横浜線・東急東横線と交差してから羽沢を通り、東戸塚周辺で再び本線と合流する。

 時間が時間だからというセリフはこの線を経由する湘南ライナー・ホームライナーが下りの小田原方面は夕方以降、上りの東京方面は朝方のみ設定されていて、ちょうど乗った時間帯(朝の下り)に走っていなかったことに由来する。
 帰りの東京行きの寝台列車とやらを小田原で降りれば乗れない事も無いのだが……それだと全区間乗車を達成出来ない。


 豊橋発の電車が大垣で切り離された件について。
 豊橋-大垣間は途中に名古屋駅があることもあって利用客が多い。よって一列車辺りの車両数も多くなる。
 列車によって違うかも知れんが今回の場合、大垣までが6両、大垣からは後寄りの3両が切り離されて前寄りの3両が米原へ向かう事となる。なぜかというとこの区間は人家が少なく、更に県境を挟むために人の移動が極端に少なくなるからなのだ。
 

 米原駅で一本見送っているのは麗の言葉にもある通りだ。
 大垣方面からの電車から乗り継ぐ場合、大抵は到着したホームの反対側に停車している新快速に乗り換える訳だが、この新快速は大垣方面からの列車が到着するよりも先に入線しているために二人掛けのシートはどこかしら先に取られていて、今回のように麗、吹雪、弟のように三人固まって座る事が出来ない可能性がある。探せばあるのだが長浜寄りの数両くらいなので名古屋方面からの列車からだと何両分も歩くはめになる。
 よって一本見送り、米原始発の列車に乗った訳だ。

 最後に新快速から乗り換えたK編成とやらについて。
 K編成というのは岡山・広島・山口のいわゆる山陽地方で広く運用されている115系のいくつかある編成の一つだ。

 115系についての説明をし出すの長くなりそうなので省略するが、基本的には車体中央と前後の合計3つのドアある電車だと覚えておけばいい。ちなみにこれを3扉車という。
 この3扉車が場合、ドアはホームに書かれている三角印の前に来るように停まる。2扉なら丸印、4扉なら四角印の前だな。
 おっと話が逸れてしまった。とにかく3扉が基本の115系が入線する場合は三角印の前に並ぶように案内放送が流れる。
 ではなぜ三角の前に立っていたにも関わらず目の前にドアが来なかったか。それはやって来たのがK編成だったからだ。K編成に組み込まれている3500番台という車両が115系ではなく117系として製造されたからである。117系がどのような車両かは115系と同じように長くなりそうなので説明はしない。が、なぜ115系に改造されたかは説明しておかねばなるまい。

 本来この117系というのは関西地区の新快速として投入されたものだが、新型車両(221・223系)が投入され運用が減った関係で岡山地区への転用が行なわれた。その際6両編成だったものから中間の2両を抜いて4両編成へと短編成された。その中間の2両を115系の冷房のついていない車両と交換をした。その際に115系に改造された。だが、ドアの位置・数までは115系(つまり3扉)化されなかった。結果115系であるにも関わらずドアが2つしかない車両・編成が出来上がってしまった。ちなみに元からある両端の車両は3扉である。
 もうここまで説明すれば判るだろうが麗達の前にやってきたのは改造された3500番台の車両だ。 
 この時の麗の心境はまさしく「お前じゃねぇ座ってろ」だっただろうな。

 ……これで最後かな? 外れそうな座席。
 解説でも何でもないただの説明だ。115系G編成の中には座席が外れてしまう車両があった。今はどうか知らんが。


 噛み砕いて解説したつもりではあるが、解り辛い点があったかもしれない。
 それに書いた本人もそう鉄道に詳しくないので間違っている箇所があるかもしれない。
 まぁ、なんだ。生温かい目で見てやってくれ。
 以上で解説を終わろうと思う。 

 

 

 

 

 

 

 

 


 あぁ、慣れない解説なんぞをしたせいで腹が減ってきた。弟よ、追加報酬を要求する。

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